
平均年収って、おかしくない?
自分は平均並みだと思っていたけど、平均より低かった…
巷でよく見かける「平均年収」ですが、自身の年収と比較して「高い・低い」判断するのは時期尚早です。
なぜなら、平均年収とは、
一部の高額所得者につられて、
高くなっているからです。
今回、この理由をズバり!わかりやすく解説します。
平均年収がおかしい理由は「所得格差」
例えば、40代100人に「あなたの年収はいくら?」アンケートをとり、次のような結果だったとします。
年収(万円) | 所得者数 | |
---|---|---|
10,000万円 | 2人 | |
①中央値-> | 500万円 | 80人 |
100万円 | 18人 | |
合計 | 61,800万円 | 100人 |
②平均年収 | 618万円 |
所得者数がもっとも多い、いわゆる「①中央値」は 500万円 です。
一方、年収をすべて合計して、アンケートした100人で割った「②平均年収」は 618万円 という、中央値とは100万円以上の格差が生じる結果となります。
つまり、一部の高額所得者と同じ括りで考える平均年収と、自分の年収を比較して「平均以上だからOK!」「平均以下かぁ、低いなぁ…」と一喜一憂するのは間違いである、という理由です。
では次に、国税庁が公開している40代の平均年収を見てみましょう。
40代の平均年収は「500万円超」
年代 | 男性 | 女性 | 平均年収 |
---|---|---|---|
40歳~44歳 | 645万円 | 286万円 | 520万円 |
45歳~49歳 | 695万円 | 275万円 | 537万円 |
性別でかなり開きがありますね。
業種や職種によっても異なりますが、40代は「おおよそ500万円超が平均年収のライン」と考えてよいでしょう。
40代年収の中央値は?
平均年収ではなく、所得者数から中央値を求める統計データは見つかりませんでした。
参考まで、厚生労働省が公開している最新の情報です。
年代 | 男性 | 女性 | 男女平均 |
---|---|---|---|
40歳~44歳 | 363.6万円 | 275.6万円 | 333.7万円 |
45歳~49歳 | 388.1万円 | 275万円 | 278.5万円 |
40代平均年収が気になる理由とは?
平均年収を知りたい理由ですが、「自分の収入の適正性、市場価値を知りたい」といったことが挙げられます。
それは総じて、「収入と支出のバランスを把握するため」ですよね?であれば、支出の平均も知っておいた方がよいでしょう。
ということで、参考まで「家計の支出の統計」を以下記していきます。
40代は平均年収だけでなく「家計の支出」も考慮する
総務省統計局サイトで公開されている、二人以上の世帯の支出状況です。
消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり 282,969円
引用元:総務省統計局
住んでいる地域や家族構成にもよりけりですが、基本的な衣食住の支出は変わない前提で、手取り30万円くらいないと生活は厳しい、ということですね。
これを給与の総支給額にすると「約40万円」、年収だと「約480万円」収入があれば、生計を立てられるという計算になります。
まとめ:平均年収だけでなく支出も把握しよう
40代の平均年収がおかしい理由は、高額所得者と同じ括りで算出されているからです。
巷でよく見かける「平均年収」と比較して、一喜一憂しないようにしましょう。
また収入というのは、支出とバランスがとれていることが大事です。
支出にそぐわない生活スタイルであれば、家計簿をつけてみて、見直してみるよい機会なのかもしれませんね。
「生活レベルは下げられない!」という方は、収入を増やすしかありません。
「転職なんて無理」という方は、副収入を得ることにチャレンジしてみては?
銀行預金とは別で、余裕資金を年利3~5%増やす、といった方法もありますよ。
いずれ、「お金が余って困る!」とか言ってみたいものですね。