「40代からでもITの領域に踏み込んでいきたい」
「でも、エンジニア未経験から無理だよね…」
なんて、諦めていませんか?"決して無理ではない"と断言します。
なぜなら、転職支援サービス大手 リクルートエージェント のサイトを覗けば一目瞭然、「40代IT未経験可!」という求人を1,500件ほど見つけることができるからです(2024年6月現在)。
そこで今回、「エンジニア未経験の40代を募集する理由」から、求めるキャリアやスキルについて、40代で3回転職を成就させたノウハウをもとにご紹介していきます。
40代からのIT職キャリアチェンジは“無理ではありません”ので、ぜひ本記事をご参考ください。
企業がITエンジニア未経験の40代に求めること
- 道徳観やモラルを持ち合わせている人
- すぐ諦めない、やめない忍耐力のある人
- 任された仕事をやり遂げる責任感のある人
などは勿論のことでしょう。
そして、何よりも「リーダーシップ」を持ち合わせている人なのか?長い社会人経験が納得できる人なのか?「まずは会って話をしてみたいです」というのが企業側の希望です。
裏を返せば、もともと持ち合わせていないエンジニアとしての技術スキルには一切期待していません。この事実をまず知っておきましょう。
そのうえで、企業側はどのような役割を任せるのか?実際の採用ポジションの事例をいくつかご紹介していきます。
エンジニアチームのリーダーを担うポジション
主に、「技術力で結果を出すことを評価としている」または、「エンジニアの技術志向を尊重している」会社における、チーム内タスクや工程の管理、実績報告などを担うポジションです。
エンジニアは自分の技術力を発揮することに専念したいと考えます。
そのため、チーム全体のマネジメントやコミュニケーションは二の次どころか、関心のないエンジニアも。
さらに輪をかけてエンジニアは職人肌の人も多く、付き合い方が難しいことが現場ではしばしばみられます。
このような "エンジニアファースト" の考えが理解できる、長い社会人経験から得たリーダーシップや対人スキルのある40代を探している会社もあります。
システムに関する「ステークホルダーマネジメント」を担うポジション
社内外問わず、交渉や調整を担うポジションです。
例えば、外部委託しているシステム会社と、それを運用する部署の間に入り、業務要件をシステムで実現していく調整役です。
長い社会人経験ならではの折衝スキル、ステークホルダーとの円滑なやり取りをしてくれる40代を探している会社もあります。
システムに関するガイドラインを整備するポジション
システムの管理を担う部署があるものの、システムを安全且つ便利に取り扱うためのガイドラインの整備がされていない企業も多くあります。
長い社会人経験をもとに、システムを使う方法を理解し、新入社員や中途採用者も同じアウトプットとなるようなガイドラインの整備から、社内周知までを担ってくれる40代を探している会社もあります。
まとめ
エンジニア未経験の40代を"あえて募集する理由"、実際にある採用ポジションの事例のご紹介でした。
企業側とし、ミドル世代の未経験に期待することは「長い社会人経験からのリーダーシップ」です。
端から持ち合わせていないエンジニアの技術スキルについては、「一切期待されていない」という考えを持っておいた方がよいでしょう。
あくまで事例ベースですが、このことを知ったうえでIT系の求人を眺めてみてください。これまでとは異なる視点で求人が見れるようになり、転職のポジションに思いをはせることができますよ。