40代の転職で、わずか1ヶ月で「辞めよう」と決めた理由から、”逃げ転職”を成就させた実録をご紹介します。
- 職場で強いストレスを感じているが転職に踏み切れない方
- 転職をしたものの、すぐに環境が合わずに悩んでいる方
- 転職活動における理想と現実のギャップを経験した方
特に「40代で転職失敗したら、人生詰むのでは?」転職しても「失敗したらどうしよう」という不安があり、現職で耐えながら過ごしている方々です。
などの不安があり、超絶ストレスな職場環境で耐えている方にお読みいただきたい内容です。
転職後1ヶ月で辞めると決めた2つの理由
まずは結論から、ズバり「話が違った・承諾した労働条件からかけ離れたから」です。
実際どのようなギャップだったのか?以下順に説明していきます。
1. 話が違った「人間関係」の問題
配属先の人間関係の問題に巻き込まれ、とにかくストレスでした。
面接のときは、「うちはアットホームで、わからないことは気軽に周りの人に聞けるから」という説明でした。
いざ入社してみると、上司には「わからないことはAさんに聞いて」と言われ、Aさんに聞くと「私は知りません。上司に相談してください」と板挟みな状態。
Aさんが取り合ってくれないことを上司に相談するも、「Aさんとうまくやってくれないと困る」とのこと。
これは入社後にわかったことですが、”上司とAさんのコミュニケーションをとりもつ役割"これがこの会社の採用目的だったわけです。
なお、このような「人間関係のクッション役」を採用ポジションとして設けている企業、意外と多いようです。
2. 急な組織変更で「労働条件」が変わった
入社後まもなく、承諾した労働条件から変わりました。
条件とは?待遇面や業務内容などがありますが、自身の場合「システム管理職」で入社したにもかかわらず、急な組織変更で「営業職」に配属されました。
とりあえず転職したばかりなのでチャレンジしてみましたが、コミュ障の自分が客先でうまく商談を進められるはずもありません。
そこでふと「40代から未経験の領域で、これまでのキャリアを活かせず定年まで働くことができるか?」でした。
ノルマを達成できず、評価を下げられるリスクしか思い浮かばなかったので、早々に脱出せざるをえませんでした。
面接間も納得!短期の転職理由シナリオ
さて短期の転職を決めましたが、クリアしなければならない最大の課題があります。それは、、
短期の転職者は
ストレス耐性が低い
このような印象を持たれてしまうことでしょう。
次の転職活動の面接でも必ず"具体的な転職理由"を聞かれるため、このイメージを払しょくしなければなりません。
では実際、どのように説明して面接をクリアしてきたのか?この記事のケースを例に以下解説していきます。
①コミニュケーションがとれる環境で発揮した実績を語った
「コミュニケーションがとれる環境だからこそ、成果を出すことができた」というエピソードを用意して説明しました。
実際に面接で伝えたのは、以下のような内容です。
現職では、配属内でコミュニケーションがとれず自身のパフォーマンスを発揮できる環境ではないため転職を決めています。
具体的には、上司と同僚の間でコミュニケーションを取り持つことに苦慮しており、この環境では長期的なキャリアの形成は難しいものと考えています。
自身、これまでチームメンバーと連携して〇〇という成果を上げることができました。
そのため、"通常のコミュニケーションがとれる環境"であれば培ってきたキャリアやスキルを活かし、組織に貢献できるものと考えているため、今回は短期ながらも転職することを決意しました。
ポイントは、"愚痴だと思われないこと"且つ、”普通にコミュニケーションがとれる環境ならパフォーマンスを発揮できる”という前向きな説明に終始したことです。
②キャリアを活かせないか?チャレンジしたがダメだったエピソードを語った
「未経験の領域ながらもチャレンジしてみたがダメだった」というエピソードを用意して説明しました。
未経験ながら営業職にチャレンジしてみました。
ですが、やはり自分がこれまで培ってきたスキルや経験とは大きく異なり、商談をスムーズに進めることができませんでした。
この状況で、「このまま自分の強みを活かせない環境で長期的に働き続けることができるだろうか?」という疑問が湧き、結果として自分が最もパフォーマンスを発揮できる環境ではないと考え、転職を決意しました。
私はこれまでの経験を活かせるポジションで、自分の強みを最大限に発揮し、成長を続けたいと考えています。
ここでのポイントも、”当初とは異なる労働条件になり、未経験ながらもチャレンジした"前向きな説明から、長期的には難しい結論に至っているという事実を説明しました。
短期の転職理由はどうやって考えたのか?
ここまで自力で準備したような書きっぷりでしたが、実際ほぼ転職エージェントの“神担当”のお膳立てでした。
それもそのはず、入社して1ヶ月も経たず"転職失敗"と考えているわけですから。
「よし、次行ってみよう」なんて簡単に気持ちを切り替えられるほど器用な人間なら、そもそも転職せずにうまく立ち回れているはずです。
自分一人ではどう消化すればよいか分からず、周りに相談できる人もいない状況だったからこそ、転職エージェントくらい"あとくされのない距離感"の人にまず相談しようと考えたわけですね。
そこで神担当を引き当てたのが、何よりも救いでした。因みに、“神担当が在籍した"転職エージェントはこちらです。
リクルートエージェントは大手ならでは、担当の質にはムラがありますが、神担当は必ず在籍するエージェントサービスです。
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40代で転職を考えるなら、情報収集のためにも登録しない手はありません。
また「社内SE転職ナビ」は、同年代のベテラン担当者がついてくれることが多く、40代の転職では2回お世話になりました。
内定後、転職エージェントにお願いしたこと
同じ失敗は繰り返したくないため、内定後に転職エージェントの担当者へお願いしたことです。
配属先メンバーとの面談を希望した
配属先の上司と同僚になる人に同席してもらい、日頃からコミュニケーションを取っているのか?実際に対話する場を設けてもらいました。
なお、某企業さんは面談後に「お酒は飲めますか?」と聞かれ、場所を変えてよりフランクに会話する機会を設けてもらったことで、入社後のコミュニケーションは問題ないことを事前に知ることができました。
組織変更や配属先の変化について相談した
転職エージェントの担当に「組織変更の頻度、配属先の発足時期、将来的な変化の可能性」など、かなり深掘りして聞きました。
こうした企業内部の情報や現場の肌感覚に基づいたアドバイスは、転職エージェントならではのメリットですね。
さらに、"神担当"でしたので、こちらが知りたい意図を汲み取り、不安を解消してくれる的確なアドバイスをしてくれました。
まとめ:40代短期転職からの反省点
転職後わずか1ヶ月で辞めることを決めた理由から、その後の“逃げ転職”もうまく進めた実録のご紹介でした。
ただ内定が出た時点で、もう少し踏み込んでアクションを起こしていれば転職失敗せずに済んだであろうことは事実です。
この記事が、40代で転職を考えている方々が同じ失敗を繰り返さないための一助となれば幸いです。
また40代からのキャリア見直しは、周りに相談できる人がいない方が大半でしょう。この場合、ちょうど良い距離感で相談できる転職エージェントサービスが最適解ですね。何より無料で利用できるので。
■参考まで:40代転職でお世話になったサービス