転職エージェントの【神】担当と喧嘩した理由

2024年8月31日

「転職エージェントと喧嘩した!」

といった口コミを見て、登録をためらっていませんか?

かくいう私も、"転職市場におけるブランディングアップ戦略" とはつゆ知らず、転職エージェントの“神”担当と喧嘩した一人です。

そこで今回、「転職エージェントの戦略を知らないから喧嘩した」体験談、40代転職3回の実録をご紹介します。

「転職活動をスムーズに進めたい」

「”神”担当が打ちだす戦略とは?知りたい」

という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

転職エージェントと喧嘩した理由

「希望しない求人ばかりを紹介される」

よくある話ですね。

転職エージェント担当との面談では、

「IT職10年以上のキャリアを活かしたい」

「社内でじっくり腰を据えて働きたい」

このような希望を伝えていました。

ですが、実際に紹介される求人といえば、

「IT請負系、いわゆるエンジニア派遣」

「購買部、総務系のポジション」

などなど。いったい、何のための面談だったのか?

アラフォーで岐路に立たされ、家族を背負い、人生を掛けて転職に挑んでいる身としては、「事態を軽く見られている」と憤りました。

また、これまでのキャリアを全否定されたように感じたため、転職エージェント側にクレームを入れたことが喧嘩のきっかけでした。

転職エージェントの評価が「お見送り必至」だったから

転職エージェントの”神”担当からは、次のような説明を受けました。

「面談や職務経歴書の完成度などをみて、希望する企業に応募しても”採用担当のお眼鏡にかなわない”と評価しました」

「そのため、まずは当たり障りのない企業でリハーサルして、転職市場上の価値を上げてから本命企業をご紹介するこのように考えています」

実際にはもっとオブラートな言い方でしたが、このようなシナリオを描いていることを教えてくれました。

転職エージェントの戦略3ステップ

神担当が描いた、ブランディングを上げるシナリオは次の通りです。

  • 職務経歴書の通過率を見る
  • 面接のフィードバックをもらう
  • 本命企業に向けてブラッシュアップする

以下順に補足していきます。

1. 職務経歴書の通過率を見る

採用担当ががまず目にするのは、応募者の「職務経歴書」で、一般的には通過率30%と言われています。

自身はリハーサル?企業に応募したところ、10%にも満たない通過率でしたので、「なるほど…」と納得せざるを得ない状況でした。

そのため、希望する企業以外の求人で通過率20%くらいになるまで職務経歴書を推敲したのを覚えています。

ここで通過率10%以下で何カ月も停滞させ、改善を提案しないような担当は“神”ではありません。

求人がなくなる機会損失につながるので、早々に担当のチェンジを検討しましょう。

関連:転職エージェントの担当チェンジ「メール例文つき」

2. 面接のフィードバックをもらう

面接の改善ポイントを考えるため、面接官からフィードバックをもらうのが狙いです。

私のようなコミュ障であれば、”数をこなして面接に慣れる”ことも目的としていました。

なお、面接後のフィードバック取得に3営業日も要する担当は“神”ではありません。

面接のふりかえりができず、同じ反省を繰り返すことになりますので、早々に担当のチェンジを検討しましょう。

3. 本命企業に向けてブラッシュアップする

これまでのリハーサルを踏まえて、本命企業にアレンジしていきます。

とはいえ、転職活動で培ったベースがあるので、転職エージェントの”神”担当にお任せですが。

ここで「面接官を鑑みた面接対策」を考えてくれない担当は、"神"ではありません。

関連:面接官のタイプ別に対策を考えてくれる転職エージェント

数少ない本命企業の面接というチャンスを逃すことになるので、早々に担当のチェンジを検討した方がよいでしょう。

転職市場は「自身の価値」を知りアプローチが必要

ここまでお読みいただき、「転職市場における価値ってなんか"商品"扱いされているようで不快だな…」と思う方がいるかもしれません。

ですが実際、その通りなんですよね。

たとえば、お金を払って何かを買うとき、より良い品質で長持ちするものを選びたいと思いますよね?企業の採用担当者も同じように考えています。

だからこそ、自分のキャリアやスキルに自信がない場合は、どうすれば他の応募者よりも魅力的に見せることができるのか?どうアプローチすれば採用担当者のお眼鏡にかなうのか?を知る必要があります。

営業経験がある方はこうしたアプローチが得意かもしれませんが、私にはそうはいきませんでした。

その点を客観的に見て、一緒にアプローチを考えてくれるのが、転職エージェントを利用する大きなメリットです。

多くの転職者を見てきた"神"担当からすると、無い袖を振れるようにする戦略を考えるのも、転職支援サポートの一環というわけですね。

まとめ

転職エージェントは、最初に本命企業に挑む前に、リハーサルとして希望外の求人を紹介することもあります。

ひとつの求人に対する応募は一回のみ。“お見送り”されると、向こう1年は同じ求人には応募できなくなるので。

短い転職活動で効率的に自分を磨くための作戦でしたが、40代がけっぷちの自身としては、すぐにその意図を読み取るのは難しかったです。

今回の事例は、お互いに本気で考えていたからこそ、衝突が起きたという話でした。そんな本気で向き合ってくれる”神”担当がいる転職エージェントを利用したいですね。

  • この記事を書いた人

ISOP

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